2012年4月4日水曜日

世界遺産の旅 ミャンマービザ情報 ヤンゴン バガン インレー湖 ヘイホー チャイティーヨ



仏教世界遺産の国 わが愛するミャンマー

ロングステイを考え始めた時から、候補地の条件的な問題は有りますが、仏教世界遺産の国ミャンマーで のんびり・グータラに過せたら良いなー、と考えていました。
東南アジアの仏教国で ありながら、インドと国境を接しているため微かに南アジアの香りを残す、魅力的な国です。
ページ内インデックス
   ■ ヤンゴンへの行き方  航空券チケット情報
   ■ ミャンマービザ情報
   ■ ミャンマーの国内手配・物価
   ■ ミャンマーのホテル・食事
   ■ ヤンゴン・アウンサンスーチーさんの集会
   ■ パゴーへの行き方
   ■ 1999・10 チャイティーヨ
   ■ 2009・5 暑季 バガン
   ■ 1995・8 マンダレー
   ■ 2005・10 インレー湖祭り
   ■ 1999・10 カロートレッキング
   ■ ミャンマー個人旅行役立ちwebリンク集

仏教世界遺産の国 ミャンマー・ヤンゴンへの行き方

残念ながら、成田からミャンマーの首都『ヤンゴン』には直行便が飛んでいません。過去の旅の時は 全日空が関空から飛んでいたのですが、採算割れで中止してからというもの必ず乗換便となります。
主な乗換経由地、安い順番に並べると
1,台北 2, クアラランプール 3, シンガポール 4, バンコク

2009年5月のフライト
GW明けのアジアへのチケットが安いのは、知っていました。
雨季に入り、旅行者が少なくなります、旅行者が少なくなる理由は雨季と云う理由よりも 暑季、一年を通して一番暑い時期で、屋外の観光には向かないからです。
当然、国内のホテルも航空機路線も安くなります。 トラベル子で調べると、最安値は28,000円。
先ず間違いなく、「中華航空」 です。台北で前泊・後泊が必要なフライトスケジュールです。
以前なら即却下でした。深夜・早朝の台北桃園空港での入出国と、意外に高い空港周辺のホテルの値段がネックでしたが、今回は 違います、昨年の暮に事前調査した、桃園空港内トランジットホテルの存在です。一泊1万円と高いですが、夫婦二人で 前後泊 しても、チケット+1万円です。
桃園空港内トランジットホテル「エバートランジットホテル( Evergreen Transit Hotel) 」 の予約方法などについては、台湾のページをご覧下さい。

成田・ヤンゴン間中華航空フライトスケジュール 2009・5

往路 NRT16:25 CI-101 18:55 TPE
翌日 TPE 8:40 CI-7915 11:30 RGN
復路 RGN11:30CI-7916 17:55 TPE
翌日 TPE 8:55CI-10013:05 NRT
10day-Fix チケット 成田空港税+その他保険料=合計 33,800円 ヤンゴン空港税現地払い 10ドル

2005年10月のフライトの時は
マレーシア航空を使いました。マレーシア航空はNWのワールドパークスが100%付きます。
アジアの各都市の高級ホテル二泊分が付くキャンペーン中で、燃料加算・保険料・空港税込みで一人71,100は少し高かった のですが、たまには高級ホテルに泊まるの良いだろうと考えました。
スケジュールとしては、復路は同日深夜の乗継で帰れるのですが、往路はクアラルンプールに泊まらなくてはなりません。ご存知ようにKL新空港は、町の中心から離れて いるので、多少高いですが、空港隣接の「パンパシフィクホテル」にしました。
「パンパシフィクホテル」はバギーサービスがあり、24時間巡回しています。税関出口から2分ほどの距離なので近くて便利なのですが、一泊100ドルと 貧乏旅行者夫婦には、とてつもなく高いのです。
今回、チケットを購入した日本の旅行会社に予約を依頼したのですが、後から調べて行くと、直接インターネットで予約したほうが 朝食込みで90ドルと安い事が判明しました。


仏教世界遺産の国ミャンマーのビザ 査証 情報

仏教世界遺産の国ミャンマーはビザが必要な国です。ビザはインターネットで取れます。
ミャンマー領事館公式サイトを をご覧下さい。
大使館は東京・北品川にあり、最寄駅は京急北品川駅、徒歩10分。 或いはJR品川駅から新八ツ山橋の交差点を渡って、御殿山ガーデンの公園を抜けて行くルートで、徒歩13分。首都圏の方はご自身で取るのが一番安い方法です。
一人3,000円です。
申請は、月〜金の9:00〜12:00、受領は月〜金の10:00〜12:00です。

※2010年5月1日より、ヤンゴン空港で取得のビザ・オン・アライブが公式に解禁になったようです。
しかし、2012年3月時点でも情報が錯そうしていますので、安全をみるならビザは国内でとって行ったほうが無難でしょう。
他の方法として現地旅行会社が手配するアライバルビザと云う手もあります。
空港から市内の送迎代含めて65ドルです。 ヤンゴンNOWで扱ってます。

仏教世界遺産の国ミャンマー個人観光ビザの取得2009・5
過去三回の個人観光ビザは、簡単にとれましたが、2009・5は違っていました。
過去の申請時には必要のなかった 職業証明書が追加され、Report of Arrivalの現地保証人の欄が うるさくなっています。
何れも、2008年に起きた日本人ジャーナリスト殺害事件に端を発しています。 この方は、日本のミャンマー大使館 発給の観光ビザで入国し取材活動をしました。それ故に、職業証明書つまりジャーナリトではない、と云う 証明を求めてくるのです。
私たちのような、定年退職者の場合は大変でした。退職前の職業を証明しろとか、本当に退職者なら年金受給証明書 を添付しろとか・・・・・6年前に退職した私たちは以前の職業を証明する手段もなく、年金受給年齢に達していない のですから、何をもって証明してよいのか解りません。
最終的には、職業についていない、収入がないと云う証明、市役所発行の非課税証明書で落ち着いた次第です。
品川の大使館まで、電車で1時間以内に住んでいるから良いものの、関東近県以外でしたら大変です。
申請書類のダウンロード 申請書類は全てWebからダウンロード出来ます、がこのフォーマットのワードが曲者で、入力していくと 崩れて、とんでもない所に文字が飛んでいってしまいます。 そこで、エクセルでのダウンロードをお勧め致します。
ミャンマービザ エクセルフォーム

仏教世界遺産の国ミャンマー個人観光ビザの取得2012・3の場合
職業証明書
今回、私たち二人ともに60才を超えていましたので、職業を証明するのは、年金通知書でした。
専業主婦はやはり、市町村行政の発行する「非課税証明書」が必要のようです、それでは失業中・失業保険も切れた 無職のプータローの青年はどうすれば良いのか?、窓口で相談するしか方法はないのかな?

窓口の表記は英語とミャンマー語で書かれており、日本語の表記はありません。
でも、日本人スタッフがいるので何の心配もありません。

郵便振り込み
観光ビザの代金支払いは、指定された銀行への振込みだけです。現金での支払いは出来ません。
早速、近所の三井住友銀行のATMで自分の口座から振り替えで支払おうとしたのですが、ATMの画面は拒否して しまいます。
インターネットバンクによる振り替え・振込は出来ないと書いてあったのは、知っていました。それで わざわざリアル店舗まで来たのですが・・・・・・
銀行の店員に聞いたところ、ミャンマー大使館のビザ支払口座はATMでは出来ず、窓口でしか受付 ない、そして手数料は300円也。他に方法はないのです。

2012 ミャンマーの祝日
月 日 祝祭日 ENGLISH
 1月04日 独立記念日 INDEPENDENCE DAY
 2月12日 連邦記念日 UNION DAY
 3月02日 農民の日 PEASANTS DAY
 3月07日 タバーンの満月の日 Tabrung Full Moon
 3月27日 国軍の日 ARMED FORCES DAY
 4月13日
  〜
 4月16日
水かけ祭 Thingyan
 4月17日 ミャンマー新年 MYANMAR NEW YEAR
 5月01日 メーデー LABOUR DAY
 5月05日 カサンの満月の日 Kasone Full Moon
 7月19日 殉難者の日 MARTYRS DAY
 8月02日 ワソの満月の日 Wasao Full Moon
10月30日 タデンジュの満月の日 Tadingyut Full Moon
11月28日 タザウソンモン満月の日 Tazaungdaingmore Full Moon
12月08日 国民の日 NATIONAL DAY
12月25日 クリスマス CHRISTMAS

ミャンマーの祭日に注意
今回2012年の場合、2月20日(月)に申請しました。受領日は24日(金)以降と云うので、予定していた日に 生憎の雪だったりして、結局翌週の3月2日(金)小雨の中、鎌倉からJR往復1240円かけて、品川大使館に 出掛けたのですが・・・・、何とミャンマーの休日。


どのようにASAのソフトボール場を構築する

守衛所のミャンマー青年は「PEASANTS DAY」と云います。
なに---? ペーゼントデー、初めて聞く単語だけど 休みと云う事は解りました。
結局、申請に一度、受領に二度で鎌倉・品川間620円×2×3=3,720円かかった事になりますが、旅行代理店 に申請するよりは、やっぱり安いことには変わりありません。

ミャンマーの祭日は陰暦に由来する佛教がらみが多いので、2012年はこれで正解ですが、来年2013の祭日は 再び、ご自身で調べて下さい。



仏教世界遺産の国ミャンマー国内観光の値段と物価


悪名高き、個人旅行者向けの強制両替はなくなりましたが、歴然とした 外国人料金が設定されていて、他のアジア諸国と違って貧乏旅行者にとっては旅しにくい国です。 ミャンマー通貨はチャットKyatで2009年5月時点の闇相場は 1US$=1,050Kyatでした。あくまでも非公式の相場で、他の国のような 両替商はありませんが、個人旅行者なら簡単に探せます。

仏教世界遺産の国 ミャンマーの物価
今回の旅で、五人に聞いてみました。ミャンマーの普通の家庭両親と子供二人家族で一ヶ月、生活するのに いくら必要か?と、当然、住む場所や収入によって変わりますが、押しなべて平均50〜70,000Kyat で生活しているそうです。
ちなみに、バガンの高級ホテルのボーイの一ヶ月の給料は、20〜30,000Kyatです。
となると、シェダゴンバゴダの外国人入場料の5$はべらぼうに高いですし、国内空港でつきまとわるポーターのチップ 200Kyatにしても高いです。へんな空港で、チェックインの時に航空会社のカードをぶら下げた職員らしき男がすべて取り仕切り 中の待合室まで案内して、チップを要求しますし、到着時にはベルトコンベアーがなく、荷物はトラクターの荷台から降ろされる のですが、一般客が手にする前にポーターが奪い合ってしまうのです。このチップが200Kyat。外国人とみると200Kyatでは 大不満でもっとと要求してきますが、空港の荷物1ケ200Kyatは相場で、十分です、これはヨーロッパの客を案内していた他の 英語ガイドから聞いた、確かな値段です。

仏教世界遺産の旅 ミャンマー国内の手配
今回、国内手配は、現地の旅行会社ヤンゴンNOWのSanayTravels にお願いしました。一式見積りではなく、細かくパーツ毎に値段を出してくれる信頼出来る会社です。
しかし、やはり個人・貧乏旅行者には割高につきます。
何度目かのミャンマーでしたら、国内航空券のみを依頼して、送迎・ガイド・ホテルは現地でご自身でやったほうが 良いでしょう、ほぼ半額で出来ます。

個人レベルの値段例 当然自己責任ですが・・・
空港・ヤンゴン中心の送迎依頼料金  手配依頼=10$ 自分で空港チケットタクシー=5$
ヘーホー・ニャウンシェの送迎料金  手配依頼=25$ 自分で空港タクシー=15$
インレー湖日本語ガイド一日 旅行会社料金=40$ 現地日本語ガイド=13$ 英語ガイド=10,000Kyat
それでも、日本の旅行代理店に頼むよりはずっと、割安なのです。
この時期、インレー湖祭りに合せて、秘境を得意とする日本の団体PACがインレー湖にきていましたが、これらの団体 の値段一人分以下で今回の私達夫婦二人の旅は済みました。ちなみに7泊9日二人で200,000円です。


仏教世界遺産の国 首都ヤンゴンのホテルと食事

パークロイヤル
過去四回とも、観光ピークシーズンを外れて訪れていますので、高級ホテル料金は安くなっています。 今回は、ヤンゴン駅の裏手にある、高級ホテルパークロイヤルにしました。
朝食付き55ドル 、 街の中心部まで、楽勝歩いて行ける距離で、室内の設備も、朝食のブッフェもそれなりに充実していました。

トレーダー
前回の、シャングリラ系列のトレーダーはもう少し高く65〜70ドル。 2009・5月より今まで週末のみ営業していたアフターヌーンティー・ブッフェ10$が毎日行なわれるようになり、 少し高いのですが、気軽に食べれるので滞在中二回、行きました。
10ドルですが、食事後2ドルのクーポンプレゼントがあるので、次回は8ドルと云う事になります。

ホテル・日航ヤンゴン
2005・10インレー湖祭りの旅は、ミャンマー初日の宿は日航にしました。
理由;
日航のわりには65$とリーズナブルであり、ヤンゴン観光の最大の観光名所「シェイダゴン・バゴダ」まで歩いて数分の 距離であり、そして最大の理由は、西側の部屋からは朝・昼・夜のバゴダが眺められる、と言う情報があったからです。 確かに、ベランダが西側・南側の部屋から変わりゆくバゴダが眺められます。

     

しかし、ホテル・日航ヤンゴンは観光・食事には不便です。
日本大使館を始め、各国の大使館が多く建つ、カンダウィ湖に面して何処へ行くにもタクシーが必要ですし、廻りにある レストランは観光客やら、特別な行事の時用のレストランばかりで、貧乏旅行者向けでは有りません。

天麩羅うどん12$の怪
ヤンゴン到着の日の夜、外に食事にでるには遠すぎるので、多少高くつくのを覚悟で、ホテル内で済ますことにしました。  中華・フレンチとある中で、単品注文ですませられる日本食にしました。何と一番安いのがカレーライスで8$+20%の税金・サービス料、 カミサンの頼んだのが、天麩羅うどん12$です。普段毎月、アジアを旅していて、アジアの食事は単品1$と云う常識の持ち主の 私達には驚きの値段です。この先思いやられました。
食事を終えて、カミサンの一言  高い理由か解ったわ、日本からの輸入の冷凍「カト吉」を使っているからよ

ヤンゴンのお勧めレストラン・ZAWGYI'S CAFE
私達のお気に入りのレストランは値段が安いのも条件ですが、町を行き交う人々を眺めながらゆっくりと、食事してお茶をして 二時間ぐらいいれる雰囲気のレストランです。
今回のお気に入りは、インレー湖から戻ってきて泊まった、マレーシア航空チケットにインクルードのホテル、市内で有数の トレーダーホテルの裏手、bogyoke通り、ボジョヨークマーケットの手前にあるZAWGYI'S CAFEです。
道路に面したカフェは居心地良く、又室内にはミャンマー特産の漆器が売られています。、すぐ側のマーケットで売られている お土産漆器とは明らかに違う、レベルの品物で全てドル表示で高いのですが、一度目にしておくと良いでしょう。
外国人観光客の私達が、ミャンマーの人と全く同じ料金で食べようとは思いませんが、あまりにも舐められた、馬鹿にされた 値段で食べるのにはも抵抗があります。ある程度リーズナブルで、アジアらしい食事をと心掛けていると、注文するのは おのずと決まってしまいます。
今回のある日の食事レシートを公表します。

Fried Rice with pork (ポークチャーハン) 1200
Special Noodles Soup (スペシャルミャンマー風ラーメン)2000
Diet Coke (アルミ缶の飲み物は高い) 1500
Mineral Water(500ml 国産) 250
Chocolate Ice (チョコレートアイス) 500
合計  6,250Kyat≒600円
場所柄と外国人向けのレストランですので、二人でこの位は、最終日として仕方ないかな。

街を歩いていると、水がめを多く見かけます。
素焼きの水がめは気温の高いヤンゴンでは、揮発熱の作用で冷たくなり誰でもが飲めるようになっています。
これも、仏教の教えに基づく「喜捨」のひとつです。 外国人が飲んでも 安全かどうかは知りません、旅をする人の判断にお任せします。

仏教世界遺産の国 ミャンマーパック旅行の食事
ミャンマーの食事は基本的には一汁三菜中華料理が普通です、がかなり油っこいのが印象でした。旅したのが 8月と10月の二回、何れの時も大好物のoドリアンoが食べれました。ドリアンは ミャンマーでは、高級果物のようで『一個150円もしました。』
閑話
アジアを旅する時必ずドリアンを食べます。ドリアンは美味しいけど、臭いと云いますが、違います。
切る前のドリアンは匂いはしないのですが、空気に触れると臭いを発生するので、直ぐに食べてしまうのが 正しい食べ方です。


お金の執着は何ですか
     


仏教世界遺産の国ミャンマー首都ヤンゴン

  

何処を旅していても、開発途上の国に夜着いて感じるのは街並みの暗さです。
軍事独裁国家というイメージもあるのですが、ヤンゴンの夜は街灯も、人通り少なくどんな国なんだろうと、 とりあえずホテルに入りました。
初めての国で迎える朝が、旅をしていて一番楽しい瞬間です。
どんな夜遅く空港に着こうが、朝は早く起きてカメラを片手に街に飛び出すのが習慣です。
昨晩は暗くて解らなかった 街は既に起き始めています。緑の多い街路樹の多い街です、朝靄の彼方から托鉢のお坊さんがやってきます、早朝なのに中学生 位の女の子が数人カバンを持って学校に行くようです。
日本であまり知られていないミャンマーですが、どうやらこの国が好きになりそうです。
街の至る所に金色に輝く、ビルマ様式のお寺、パゴダがあります。 街の中心にあり、ランドマーク的なのがスーレー・パゴダで、この辺りは市場や観光に必要な お店があります。

仏教世界遺産のシェダゴン・パゴダは、ミャンマーのシンボル的存在のお寺で、街の中心から北方面、歩けない 距離ではありませんが、夏のヤンゴンの暑さは半端ではありません。
お寺が金箔で覆われているのも、暑く、湿度が高いので金が一番の耐久性に優れている為ですし、床材に大理石を使用するのも 熱を吸収して、夏、素足で歩いても冷たく感じる工夫なのです。


ミャンマーは正統派の上部座仏教国です。
ヤンゴン・マンダレーのような大きな街でも、朝、数多くの托鉢をする僧が見受けられましたが、田舎に 行くほど信心が厚いのでしょう、大勢の僧が列をなして托鉢する風景が見られます。
ヤンゴンやマンダレーでは、ラオスのように、お坊さんが団体で托鉢するのをあまり見かけませんでした。
ヤンゴンで托鉢風景を見るには、事前に地元に人に聞いておいたほうが良いでしょう。

アウンサー・スーチー女史
初めて行った1995年、ミャンマーの話題はスーチー女史の日曜演説会でした。
国際社会で軍事独裁政権に批判が集まっている頃、英国人の夫を残して帰国した女史が自宅軟禁されている状態で 日曜日の朝、門の中から民衆に答える形で演説を始めたのです。
スーチー女史の自宅は、ヤンゴンの超高級住宅街にあります、彼女はミャンマー独立の父・お札にもなっている アウンサー将軍の娘なのです。
日曜日、現地のガイドさんに私達も演説会に行けるか、と聞いた所、『行けるけど歩いて行きましょう』と云うのです。 車でで行くと公安にナンバーをチェックされるので、後々面倒な事にならないようにする為だそうでした。
当時、演説会は政府から黙認されていて、自宅前は一般市民と海外報道陣でいっぱいでした。日本からも NHKとテレ朝がきてました。何処かで見た顔と見てみるとキャスターの『桂文珍』さんでした。
二度目の1999年に行った時は、スーチー女史の自宅に通じる道路は封鎖されていました。
この頃になると、彼女が発する民主主義や人権擁護論よりも、政府の進める経済発展・改革開放路線が 国民に支持され始め、ガイドの大学生も海外のメディアの論調を批判していました。
2009・5帰国して、日本のニュースで アウンサー・スーチー女史が、自宅への外国人進入を 当局に通報しなかった罪状で、逮捕・収監されたのを知りました。私たちが滞在中の出来事です。
ミャンマー国内では、もちろん一切報道はされていませんでした。

仏教世界遺産の国 ミャンマーの伝統 初めて見るミャンマーの女性のお化粧はびっくりさせられます。
頬に大きく付けてるのは、タナカと呼ばれている樹木を摩り下ろした「白粉」で、暑いミャンマー では、日焼け防止と兼ねていて、つける涼しいそうです。
男性も女性も「ロンジー」と言う巻きスカート、足元はビーチサンダルで、これがミャンマーの 第一級正装です、政府のお偉いさんもサンダル履きでした。
伝統芸能の一つが何故か「操り人形」、観光客が多く集まるレストランなどで行われていました。

仏教世界遺産の国 ミャンマーのお土産
伝統的なお土産として有名なのが漆細工です。
竹を基幹素材にして、馬の毛を編みこんだ上に漆を塗っていきます。一見硬そうなのですが 弾力がありしなやか、何時までも使えるお土産です。同じ漆細工で一番目にするのが幸せの象徴 と言われている「ふくろう」の置物、これは馬の毛で編んでないので安いお土産。
アスパラガスではありません、シンプルな葉巻タバコです。

     

仏教世界遺産の国 ミャンマー パゴー

パゴーは、ヤンゴンの北東70kmにあり、日帰り出来る観光地です。
マンダレー京都パガン奈良に例えるなら、パゴーはさしずめ鎌倉と云った所でしょう。
此処には、映画ビルマの竪琴の舞台としてで有名になった寝姿仏があります。 ガイドさんの説明で面白かったのが、涅槃仏寝姿仏の違いで、ここの仏様は未だ亡くなる前の姿で、 その証拠は目を閉じていない、だそうでした。
     

パゴーへの行き方
ヤンゴン中央駅から一日10本ほど列車が出ています。又バスもでています。
観光地なので、何処で降りるかというような言葉や地理の不安もかなり少ないので、試して見て下さい。旅行会社の 専用車・ガイド・昼食付きツァーの何十分の一で、ドキドキしながらも、一日観光が楽しめますし、少しは一人歩きの自信が付くはずです。
  

少し不安・驚き
ガイド・専用車なしの一人歩きも、何とかなるものなのですが、一番の壁は何と言っても言葉です。
ミャンマーの文字はご覧のような独特の丸文字です。どれが数字で言葉なのかさえ解らないのですから、 付け焼刃的ミャンマー語の勉強では太刀打ち出来る代物ではありません。でも観光地では基本的には英語で何とか なります。

ミャンマーは東南アジアの一番西側の国、隣はインド・バングディシュですからヒンズー的文化がかなり入ってきています。   画像の西南アジアのガム・コオンもその一つです。 キンマの葉に、石灰の粉・タバコの葉を入れて噛みます、口の中は真っ赤な唾で一杯になり、道路で ペッと吐くので衛生上の問題からヤンゴン市内では禁じられていますが、市外にでると道路にはこの赤い 唾の跡が沢山残っていて、知らないとびっくりします。


仏教世界遺産の国 ミャンマー チャイティーヨ・パゴダ

初めてミャンマーを訪れた1995年、ホテルのロビーで不思議な岩の写真を見ました。
此処は何処と聞くと、ミャンマーの大聖地 であるチャイティーヨ・パゴダとの事、此処に行きたいと申し出ると、未だ外国人には 開放されていないし、足も宿も整備されていないので難しいと言われました。
不思議なもの大好き人間の私達夫婦は、虎視眈々と外国人に開放される日を待って、4年後1999年、この不思議な世界に 足を踏み入れました。

     

チャイティーヨ・パゴダへの行き方
簡単には行けません。個人レベルで行くにはちょっと大変な場所です。ルートとしては、
ヤンゴンからチャイティーヨまでバス又列車(3時間位)
チャイティーヨからキンプンまでトラックバス(つまりトラックの荷台に乗ることです。がここでは立派な交通機関です。)
キンプンからパゴダのある山の中腹までトラックバス    中腹からチャイティーヨ・パゴダまで、徒歩(登山?)或いは人力篭、約30分で、念願の不思議なパゴダに到着します。

よほど貧乏旅行で時間がたっぷりある方以外は、現地の旅行会社を利用したほうが賢明でしょう。
参考;日本語対応の現地旅行会社ヤンゴンNOW  (ヤンゴンにある個人旅行を扱う専門店)

宿泊施設
解放されてから外国人観光客が泊まれるホテルは二軒あります。
一つは、ゴールデンロック・ホテル中腹の途中にある新しいホテルですが、パゴダまではまだ徒歩(登山)15分 ほどあります。
もう一つは、パゴダのすぐ隣のチャイティーヨ・ホテル、もともと国営のホテルだったのが、民間経営 になったばかり古いホテルでかなり評判が悪かったのですが、私達が泊まった時は改装中で、改装第一号室に泊めてくれました。マネジャーは日本語が話せます。


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チャイティーヨ・パゴダは、ミャンマーで最も神聖なお寺・場所です。
一生に一度はお参りしなくてはならないお寺の為、山奥にも関わらず参拝者の為の仮の宿泊施設があります。私達が 訪れた時は10月、雨季が明けた満月の日から一年で一番大きな御祭礼が始まる季節でした。
この山には大きな岩が多く、巨石自体が信仰の対象になっているようで、頂には各々大小のパゴダが載っています。
画像の人間の姿と岩を見比べてみると、いかに大きいかお解かりになると思います。
     

この信仰の対象になっている巨石の設置面はほんの僅かだそうで、確かに座って押してみるとゆらゆらと動くのです。
あまり強く押して転がり落ちたら日本に帰れない、なんて考えましたが、絶対に人力では落ちないそうです。
ミャンマーを旅していると、パゴダは全て金箔が施されています。訪れる信者は門前で金箔を買い、寄進の意味で 願いを込めて金箔を貼るので、長い間には、小さな仏像ですと形が変形してしまいます。
女性は入れない?
実は、ここを含めてミャンマーのお寺では、女性は直接、仏様やパゴダに触れる事は出来ません。お祈りする場所も男女別です。
女性の生理を不浄のものと考え、若い僧を俗世から遠ざけるのが大きな理由でしょう。

旅の季節
チャイテーョ・パゴダの旅の季節は、乾季限定です。
私達は雨季の最後の頃でした、日本から予約した時もくれぐれも現地ガイドの指示に従って下さい、と念を押されました。ミャンマーの この辺りの雨は半端ではなく、一度雨に降られたらこの山道を登るのも、下るのも困難になるからです。
出来れば、一泊する事をお勧めします。夜の灯明に照らされた不思議な美しさがありますよ。


仏教世界遺産の国 ミャンマー 大遺跡パガン


1995年・2009年と二度、世界三大仏教遺跡の一つと言われているパガンに行ってきました。
後の二つはいわずと知れたジャワ島のボルブドールとカンボジアのアンコールワットですが、 スリランカのアヌラーダプラ・ポロンナルワも加えて四大仏教遺跡と呼ぶのが正解と云うのが私の持論なのですが・・・ それでもパガンは素晴らしいです。
一つには、観光客が少なく、変に観光ずれしていない。規模が大きい。遠くイワラジ川を望む夕焼けが美しい。

     

仏教世界遺産の国 ミャンマー 大遺跡パガンへの行き方
ヤンゴン・パガン・マンダレー・ヤンゴンと結ぶ航空三角路線はミャンマー航空のドル箱路線です。
ビザの期間を有効に活用・動こうとなるとこの路線を使うのが賢明でしょう。
ヤンゴン・パガン間 75us$ 但し オフシーズンの値段
パガン・マンダレー間 40us$
マンダレー・ヤンゴン間 85us$
何れもヤンゴンNOW交通情報での2009年春の値段です。 列車・長距離バスの値段・時刻表も掲載されているで、ご覧になって下さい。

パガンのホテル
今回は、二度目でもあり暑いことは十分承知で来ましたので、ホテルは少し頑張りました。
オールドバガンの史跡保護区内にある4つのホテルのうち、もっともイワラジ川に近い、「バガン・タンデ・ホテル」 にしました。
広々とした庭があり、デラックスルームのバンガロータイプのお部屋からはイワラジに沈む夕陽が、額縁の絵のように見えます。

     

眺めはこれらの4つのホテルのなかでは一番良いのですが、建物のグレード、受付の対応、朝食の質となると、オールドバガン の最高級ホテル「ティリビセヤ・サクラ」と比べると見劣りがします。
「サクラ」は元々国営迎賓館的なホテルで、1995年に来た時に一度宿泊しました、当時国営で貧弱な印象でしたが、その後 日系資本が入り、大幅リニューアルされ立派になりました。
フロントには、日本人研修生が常駐しており、日本からの団体客のほとんどが利用するホテルとなっています。が、少し お部屋が狭い印象があります。
普通、パックツァーの場合一泊、パポン山を含む場合でも二泊ですから、そんなに居住性は必要ありませんが、今回のように 二回目のバガン、暑季の滞在4泊となりますと、ある程度の快適さは必要です。
しかし、この地域に宿泊するとなると、足の問題が発生します。
一番近くのレストランまで徒歩15分から20分、それもホテル内レストランを除くとミャンマーで一番高い値段のレストラン しかありません。連日40℃を越す季節(5月)観光は午前中11時迄 、午後は5時過ぎから出ないと暑くて動けません。
体力・好奇心が旺盛な若い頃でしたら、レンタル自転車で走り回ったのですが、そろそろ体力的に無理出来ない年齢に なってきています。

仏教世界遺産の国 ミャンマー 大遺跡パガンの歩き方 安くするには
節約旅行者はオールドバガンのホテルに滞在するメリットはありません。
確かに、滞在ホテルから遺跡は近いのですが、毎日、日中歩いて廻るには パガン遺跡は広大すぎます。夏は特に暑いので歩いて廻るには覚悟が必要ですから、やはり 車のチャータが必要になるでしょう。一日20US$から30$が相場です
ニューバガンでしたら、短期滞在者向けの高級ホテルの他に数多くのゲストハウスがあります、ここでしたらいくらでも 足の確保が出来ますし、食事ミャンマーの平均的外国人観光客の値段で、お好みのものが食べれます。
少し節約すれば 車チャーター代金ぐらいは捻出できます、車代を惜しんでテクテク、歩ける範囲内でのんびり過すのは二回目からにしたら 如何でしょうか?

パガン遺跡とは
これらの遺跡・寺院はおよそ11世紀に建てられたもので、そんなに古いものではありません。
上部座仏教の教えの常で、これらの寺院は現世の喜捨として、裕福な人や村の人々の浄財で 建てられたもので、時代時代により色々な建築様式が見られます、時代が経つに釣れヒンズーの影響が多くなる様が本当に 手にとるように解ります。そして今現在でも、人々の喜捨によって新しいお寺が建てられています。

村のお祭り

     
パガン郊外の遺跡を見に行った時、ちょうどお祭りが行われていました。
独特な自然化粧「タナカ」をした女性の列は、各々お供物を携えて村のお寺まで歩きます。その後を 男衆も化粧し、踊りながら通り過ぎて行きました。
アジアでは良く見かける風景ですが、ここパガンの田舎の村で見ると本当に宗教と日々の生活が繋がっているのを実感します。

パガンはゆっくり・のんびり滞在し、日長な一日の終わりに、お気に入りのお寺に登って夕焼けを眺めるのが理想の地です。

ミャンマーは危険なのか 2012・3 現地で解ったバガン日本人女性殺害事件

2011年9月、パガン遺跡で一人旅行中の若い日本人女性(31才)がバイクタクシーの男性により殺害された報道がありました。
バガンを良く知る私は、「エー、あんな所で」と云うと、カミサンは「確かに、遺跡以外何にもない所だから、 何をされても解らないよね、それにしても、何で一人でバイクタクシーに乗るのよ。」 とかなり批判的な物言いでした。

バガンはそんなに危険なの、そしてミャンマーは
2008年に、首都ヤンゴンの私たちが良く知る大通りでデモ取材中のジャーナリストが、兵士により殺害されたのは、記憶に新しいことです。あの事件以来 私たちのような個人旅行者のビザ発給が厳しくなりました。
ミャンマーは敬虔な仏教国家で、人々も穏やかで私の大好きな國の一つですが、純然たる軍事独裁国家です。
多民族国家で大きく8つの部族、全体で135に及ぶ民族が存在していますが、軍事政権を動かしているのは、マジョリティのビルマ族です。
インレー湖や少数民族トレッキングの町のある、シャン州に何回か行きましたが、ガイドさん同行でも度々兵士の検問に会いました。彼らは 私たち外国人観光客をチェックしているのではなく、外国人と触れ合う機会の多いガイドさんの身分証明書をチェックしているのです。ミャンマーの身分証明書は戸籍と同じで 民族名が書かれてます。
マジョリティのビルマ族による、他民族への迫害・差別は歴然とあると、私たちだけになった時、シャン族のガイドさんは云っていました。


それと、今回の事件は直接関係ないと思います。
問題は日本人女性が持つ、東南アジア男性に対する視線と優越感です。
  ・亡くなった女性はアメリカでも同じような行動をとるでしょうか?
  ・アラブの国、アフリカでも一人でバイクの後ろに乗って、郊外へ出かけるでしょうか?

アジアの観光地では、ヨーロッパの若い女性バックパッカーが沢山歩いています、しかし一人旅は極端にすくないです。 必ず、複数のグループとして旅しています。
彼女らと話を した時、異口同音に「日本人女性はほとんどが一人旅だけど、怖くはないのかしら」と云います。
確かに、日本人女性バックパッカーの二人旅と云うのは珍しく、何故かほとんど一人旅なのです。
この理由に関して、知り合いの元女性バックパッカーに聞いたところ、「確かに二人旅のほうが安全で、経済的にも安くつくのだが、 長いと旅していると、女性特有のわがままが出てきて、ほぼ確実に何時かは単独行動になる」そうです。
欧米からアジアへと廻ってきたヨーロッパの彼女らの話によると、「アラブの国々からすると、アジアでは確実に危険度は薄れるものの、 それでも、度々身の危険を感じる、話では日本は天国みたいに安全だそうね」と云っています。
私たち夫婦は、個人旅行なので空港・ホテル・観光地などで沢山の女性一人旅の日本人女性と知り合う機会が多いのですが、彼女の 話から、東南アジア仏教国の男性に対する、根拠のない安心感・上から目線を感じとられます。
全ての日本人女性がそうだと云いませんが、アジア仏教国の男性にたいして、経済的格差からくる上から目線を感じずにはいられません。
余計なお世話かもしれませんが・・・・・・
  ・今晩泊まるホテルも決めてないで旅しているの?
  ・夜遅くついて、空港から宿までどうやって行くの?
  ・そのゲストハウスちゃんとドアーが内側から閉まるの?
  ・郊外への遺跡観光、一人で行くの、不安はないの?
  ・貴方が今話している男、何処で知り合ったの?信用できるの?
  ・ちょっとローカルの男を軽く見ていない?

2012・3 現地で聞いた事件の真相と背景
  何処でどのようにして事件は起こったのか?
2012の滞在で、日本人向け旅行会社のミャンマー人数人に聞いた真相です。
日本の一般紙での報道では、ただバガン郊外として報道されていましたが、バガンから南東50kmの日帰り観光地 ポッパ山の帰りでした。
ポッパ山は山頂に建設された寺院とともに、女装の僧侶のお寺としても有名です。
彼女は行きは、乗合バスで行ったのですが(所要時間2時間)、バガンへの帰りのバスは意外に時間が早く13時の為、 それに乗らず撮影を続け、帰りに乗ったバイクタクシーで今回に悲劇に遭遇したのです。
ちなみに、私たちはシニア夫婦なので当然ながら、ピックアップトラックの荷台での移動は無理なので、普通乗用車+英語ガイド をチャーターして行ったことがあります。

  証言者ピョーウェーウォン氏(旅行会社マネージャー):
ミャンマー人は、暗くなったら移動しない、日本や欧米のような街路灯はないし、特にミャンマーの地方都市では 川にかかる橋が、警察・軍により閉鎖されるのは当たり前にあること。
彼女は無理をせずに、ポッパ山の安いゲストハウスにでも泊まればよかった。
彼女とミャンマーを愛する日本人とって大変不幸な出来事であるが、同時にミャンマーの旅行業界でも大打撃であった、 旅行会社を経由せずに自由に、ミャンマーの旅を楽しむのは良いが、外国での女性一人旅であることをくれぐれもわすれないで欲しい。
  証言者リンさん(女性日本語ガイド):
日本人女性旅行客のお世話をこれまで10年以上してきましたが、日本人女性はバイクに乗るのが大好きなようです。
その時必ず、後部座席に跨いで乗ります。ミャンマーの女性は一般的に「ロンジー」呼ばれている巻スカートを着用している せいもありますが、必ず横座りで乗っています。
この跨ぎ乗りが、ミャンマー人男性に誤解を与える可能性が多いにあります。
後部座席に座り、振り落とされないように運転者の腰に手を回すこともあるでしょう、そしてその時、胸の膨らみを運転手の背中に 押し当てることもあるでしょう。 ミャンマーの男性にとって、欧米の白人女性は恋愛・あこがれの対象外です、まるっきり別世界の人種なのですが、同じアジア・仏教徒の 小柄な日本人女性と知り合いになり、ましてや結婚できるとなると、人生が大きく展開することになるのです。
お金持ち日本の女性旅行者は、どこへ行ってもモテモテです。
お願いですから、日本・欧米の価値観・マナー・常識で行動しないで下さい。ミャンマーは皆さんが思っている以上の仏教徒の戒律の なかで生活している国なのです。

アジアは、ミャンマーは特別危険ではありません
今まで旅して来た中南米から比べれば、東南アジアの上部座仏教国はまるで天国です。
特に中米では、日中、町中の路上でも、移動中のバス・列車のなかでも常に緊張感を持って旅しないと、痛い目に遭います。それが個人 自由旅行の宿命なのてす。しかし、年に数度旅するアジアの街中に立つと、あの緊張感はほとんどなく、町の喧騒、埃、匂いまでが懐かしく感じられ安心します。。
タクシーやレストランでぼられても金額は多寡が知れていますし、シニア夫婦に襲い掛かる危険は殆ど感じません。
日本人女性一人旅でも、同じように感じるかも知れませんが・・・・しかし、お金持ちの日本人であること、若い女性であるとは、 一人旅であることは、何処の外国であっても残念ながら大きなハンディ・リスクである事を認識して旅をして下さい、と願わざる を得ません。くれぐれも慎重に、そして楽しく旅をして下さい。


仏教世界遺産の国 ミャンマー 古都マンダレー


ミャンマー第二の都市仏教世界遺産の国 ミャンマー 古都マンダレーは、この国最後の王朝があった町です。
大河イワラジ川に沿った、碁盤の目のように整備された町の中心に旧王宮があり、小高い丘「マンダレーヒル」からは 町が一望できる位の規模の町です。
戦中派の日本人にとっては古都というよりは、悲劇の大作戦「インド侵攻インパール作戦」の基地のイメージが強い町でしょう。

     

ミャンマー第二の都市と云っても、ヤンゴンと較べると何十倍も静かな町です。
町を流れるイワラジ川に架かる橋の多くは、竹と木材で出来ていて、往来する人々の生活もヤンゴンとは、時間の 流れ方が違います。
お寺の建物もミャンマーで多く見られるパゴダ形式と違って、数多くの彫刻の美しい木造建築が見受けられます。

新婚旅行の地
海外旅行は政府管理下におかれているし、経済的にも無理なミャンマーで、古い歴史を持つ落ち着いたマンダレーの町は 新婚旅行として人気があるようで、各観光地で見受けられ、色々と話をしました。元英国領と言う歴史もあり 英語教育が盛んで若い学生はかなり英語が出来ます。
ここで、ある新婚旅行カップルと知り合い、アドレスを交換しました。
後日、このカップルの知り合いと言う見知らぬ自称大学生から、連日のように英文の日本留学推薦状を書いて くれ、保証人になってくれ、仕事を紹介してくれと云う手紙が届きました。
わかる気はしますが・・・・昔、昭和20年代の日本の学生も、こうやってアメリカに憧れ、ほんの少しのつてを頼って何通も 見知らぬアメリカ人に便りを書いていたのですから・・・・・この手紙を書いたミャンマーの青年には気の毒ですが、返事は書きませんでした。
理由  彼の英文が筆記体の読みづらい手紙だったからです。少なくとも外国人に書く時にはもっと丁寧に書かないと。

戦争の傷跡
デイープアジアを旅する現代の若い旅行者は、60年前この地が日本軍に占領された前線基地だった事など、知りません。
私達夫婦自身、団塊世代と言っても知るわけもないのですが、ミャンマーを旅していると思いもしない場所で、戦争の傷跡 に出会います。
多くは、お寺にある「日本軍○○部隊慰霊碑」でした。ここを覗くとお坊さんが現れ、必ずお茶・お菓子の接待をしてくれました。しかし、こんな心温まる はなしばかりではなく、ある場所では、ミャンマーの老人から昔日本兵士から言われて覚えたのでしょう、日本語で 「気を付け」「直れ」「バカヤロー」と叫ばれた事もありました
ミャンマーに限らず、アジアを旅する時は、60年前にこの地で日本が戦争していた事を忘れてはなりません。

日本軍の名残り占領時代のお札「軍票」がお土産に売られていました。




仏教世界遺産の国 ミャンマー インレー湖祭り

2005年10月、ミャンマー三回目の旅はインレー湖祭りに合せてやってきました。
収穫をもたらす、雨季が終わろうとし乾季が始まる毎年10月に、インレー湖祭りが行われるのは、前回の旅で知り 、リタイヤしたら来ようと決めていた、アジアのお祭りの一つです。
インレー湖への行き方
ヤンゴンから国内線で一時間、片道95$で、シャン州のゲート、ヘーホー村に着きます。 ヘーホーは空港があるだけの小さな村で、ここから空港タクシー12から15$、乗り合いバスなら1000Kyat、 一時間でインレー湖の湖畔の町、旧シャン州の州都のニャウンシェにつきます。

ニャウンシェのホテル
今回、ヤンゴンNOWから予約した、前回も泊まった事のある「フーピンホテル」にしました。ここは、このインレー湖観光 のほとんどを握っている華僑のフーピングループの基幹ホテルで、日本やヨーロッパの団体客でいつも、賑わっています。 一泊朝食付きで、35$。従業員の応対も良好です。
この他に、居心地の良さそうなゲストハウスが村のお寺の裏側に沢山あり、このゲストハウス通りには、主にヨーロッパ客 を当て込んだ、インターネットカフェ・レストランが最近沢山でてきています。この辺りですと、町の中心のフーピンホテルや 市場のある辺りより大分食事も安く食べれます。

両替事情
外貨の両替は基本的には違法です、ホテルのフロントで正面きってお願いしても両替には応じてくれません。町にもどうどうと Exchangeと看板をだしている所はありません。しかし市場周辺の旅行代理店へ行けばヤンゴンよりも多少レートが悪いものの 喜んで両替してくれます。10月11日ヤンゴンで1$=1350Kyatがここでは1250Kyatでした。

仏教世界遺産の国 ミャンマー ニャウンシェの朝の托鉢の風景



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